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宮城県とデラウェア州の姉妹交流締結から20周年

11月5日、6日、宮城県が姉妹県州であるデラウェア州を訪問しました。
宮城県とデラウェア州は、1990年(平成2年)から友好交流を開始。1997年9月,デラウェア州トム・カーパー知事(当時)が宮城県を訪問し、「日本国宮城県とアメリカ合衆国デラウェア州との姉妹県州締結に関する議定書」に調印しました。宮城県とデラウェア州はほぼ同緯度にあり、気候や風土、首都からの時間的距離など共通点も多くあります。

これまで中・高校生の派遣など人的交流を中心に友好を深めてきましたが、近年ではデラウェア州の高級スーパーマーケットでの宮城フェアの開催など経済分野での交流にも力を入れています。今年は姉妹県州締結から20周年の節目を迎えることから、河端副知事をはじめとする県職員がデラウェア州を訪問しました。

訪問団はドーバー高校、ドーバー空軍基地等を訪問。ドーバー高校は、宮城県立角田高校と姉妹校であり、今年9月に宮城県で開催された「全国総合文化祭」に同校のドラムラインが参加しました。今回の訪問時には、ドラムラインの演奏が披露されました。生徒たちは宮城県の様々な場所を訪問し、高校生等と交流するなど、とても良い経験となったそうです。
また、ドーバー空軍基地では、訪問団から東日本大震災時トモダチ作戦により早期復旧がなされた仙台空港を含めた宮城県の復興状況を紹介し、支援に対する感謝を伝えました。

州政府主催の歓迎会では、姉妹交流締結に深く関わったトム・カーパー上院議員からのメッセージビデオが放映されました。また席上、ジョン・カーニー州知事と河端副知事は、長年にわたる交流への感謝と更なる交流を継続・発展させていくことで合意し、歓迎会後には、宮城県の県木である「ケヤキ」の植樹が行われました。

現在、アメリカの自治体が姉妹都市提携を結ぶ国外の都市の数は、日本が最多となっています。日米の相互理解にもつながるこうした交流を今後も支援していきたいと思います。

デラウェア州での「宮城フェア」については過去記事をご参照ください。
宮城県が姉妹提携先のデラウェア州の高級スーパーで「宮城フェア」を開催