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長寿都市 ニューヨーク

2012年12月11日、ニューヨーク市は同市の平均寿命が過去最高を更新したと発表した。2010年にニューヨークで生まれた子供たちの平均余命は80.9歳(男性78.1歳、女性83.3歳)で、全米平均の78.7歳を2.2歳上回った。2001年から2010年までの平均寿命の延びは、全米の1.8歳に対してニューヨーク市は3歳と高い延びを示している。

また、同市の幼児死亡率も、2011年はこれまでで最も低い1,000人中4.7人となった。これは、2001年から23%減少したもので、全国平均の2倍近い減少率。全体の死亡率も低下し、2010年の死亡者数は2000年に比べ8,000人減少した。

「こうした統計数字は、ニューヨーク市が、より健康に暮らし、働き、家族を育てることができる都市であることを示すものである」と同市健康局長Thomas Farley氏は述べ、心臓疾患や癌による死亡率の低下に加え、禁煙拡大やHIVの早期検査・治療といった市の積極的な取組が効果を上げているとの考えを示した。

ニューヨーク事務所次長 園原 隆(東京都派遣)