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マンハッタン最後の大規模開発がスタート

マンハッタンに残された最後の大規模開発計画、ハドソン・ヤードの再開発事業がスタートした。12月4日に行われた起工式には、ブルームバーグNY市長、クインNY市議会議長、ハドソン・ヤード開発関係者が揃って参加し、26エーカー(10.5ha)に及ぶウエスト・サイド開発の歴史的瞬間を祝った。

ハドソン・ヤードの開発は建設工事に伴う23,000人の雇用と、40,000人の就労・居住人口を創出することが期待されている。ロックフェラー・センター以来最大となる民間開発事業であるハドソン・ヤードには、住居、適正価格住宅(Affordable Housing)、公立学校、ホテル、商業施設、レストラン、カルチャーセンターなどが整備される。開発地区は、旧高架鉄道敷を再開発したハイライン公園を通じ、ウエストサイドの公園や公共広場とのネットワークを形成する。

また、現在タイムズ・スクエアが終点の地下鉄7号線も2014年に延伸され、ハドソン・ヤードのアクセスは飛躍的に向上する予定となっている。

ニューヨーク事務所次長 園原 隆(東京都派遣)