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JETプログラムニューヨークキャリアフォーラムが開催されました

毎年、JETAANY(JETAAニューヨーク支部)、在ニューヨーク日本国総領事館及び当事務所は、ニューヨーク地域に帰国したJET経験者を対象としたキャリアフォーラムを共催で実施しています。2016年度のキャリアフォーラムは、10月15日(土)に日本クラブで開催されました。

当日は、人事担当部署で働いているJETAANYのメンバー等を講師とした履歴書の書き方や面接での対応などについての講義や、JETAANYメンバーによるパネルディスカッション等が行われました。

講義において非常に丁寧なアドバイスがありましたので、その一端をご紹介すると、履歴書の書き方については、

  • まずは自己分析を行い、自分の経験や長所などを把握すること
  • 履歴書は自らの経歴を記載するものであるが、JETプログラムなどの細かい情報を載せるのではなく、経験や能力を端的に表すキーワードを含めて具体的かつ簡潔に記載すること
  • 自らのセールスポイントや、人事担当者に最も見てほしい事柄は、履歴書のはじめに記載すること

とのアドバイスがありました。

また、就職活動にあたって、JETAAのネットワークをとおして仕事が見つかる例も多くあるため、JETAA支部との関わりを持ち続け、上手く活用することも重要であるとのことでした。

面接での対応については、

  • LinkedInなどにプロフィールを公開している場合は、面接官が事前にその情報を確認する場合が多いため、最新の情報に更新しておくこと
  • ソーシャルメディアを公開している場合には、面接官が事前に情報を確認した場合に悪い印象を与えるような内容になっていないか、公開する情報に注意すること
  • 事前に志望先の情報を調べ、直近のニュースや大きなイベントを把握しておくこと
  • 服装など身だしなみを整えて面接に望むこと
  • スカイプ面接などの場合、背景や照明等に配慮するなど画面をとおして相手方に与える印象に留意し、事前に適切な環境が整えられているかテストしておくこと
  • 面接では、自分から行う質問も用意しておくこと
  • 面接当日は、時間に余裕を持って行動し、10分前には会場に到着すること。ただし、到着が早過ぎるのも良くないため、注意すること
  • 面接を受けた後は、出来るだけ早いうちに、簡単な礼状を送るとよい

といった話がありました。

その後、JETAANYメンバーをパネリストとしたパネルディスカッションが開催され、パネリストの経験談の紹介や質疑応答が行われた他、参加者と日系リクルート会社6社との面談が行われました。

キャリアフォーラム終了後は、帰国者歓迎レセプションが開催されました。日系企業や在ニューヨーク県人会も参加した同レセプションは、JETプログラムを終えた参加者たちの帰国を歓迎する場であるとともに、彼らのネットワークを広げる場ともなりました。参加者の多くは、日本に関係する仕事に就きたいという希望があるようでしたが、仕事に限らず、引き続き日本との関係を持ち続けたいとのことでした。彼らの今後ますますの活躍に期待します。

面接での対応についての講義の様子
面接での対応についての講義の様子
(伊藤所長補佐 滋賀県派遣)