コンテンツへスキップ

三日月滋賀県知事がカリフォルニア州シリコンバレー地域、ミシガン州を訪問

8月21日~8月26日まで、滋賀県の三日月知事が、カリフォルニア州シリコンバレー地域、ミシガン州を訪問しました。

シリコンバレーは、ソフトウェアやインターネットなどのハイテク産業の集積地として知られます。同県は製造業を中心に成長してきましたが、人口減少局面を迎え、県内外から人が集まる仕組み、また、県外の需要を県内の成長に取り込む仕組みづくりが必要とされており、今回の視察は、新しいビジネスが次々に生まれるシリコンバレーの先進的な取組を、県の産業振興の参考とすることが狙いです。

シリコンバレーでは、ベンチャー企業の育成機関である「GSVlabs」や、スタンフォード大学の学内横断プログラムで、新しいサービスを生み出すための開発手法である「デザイン思考」を学べる「dスクール」などを視察しました。

GSVlabs では、日本とシリコンバレーの投資環境の違いについて現地で活動する専門家等との意見交換を行い、また、スタンフォード大学 d スクールでは、デザイン思考が社会の課題解決にどのように貢献できるのか、実例も交えながら説明を受け、三日月知事は行政の課題解決にも応用できるのではないかとの意見を述べました。

スタンフォード大学dスクールでの意見交換
スタンフォード大学dスクールでの意見交換

また、8月24日からは、滋賀県ミシガン州友好親善使節団45名の派遣に合わせて、姉妹提携州である米国ミシガン州を訪問しました。

滋賀県とミシガン州は、永きにわたる友好関係を目指し、1968年姉妹県州協定を締結し、ミシガン州と滋賀県の高校生、中学生交流、友好親善使節団派遣、コミュニティ交流、地方自治体間の交流を通して、その連携を強く保っています。

友好親善使節団の派遣は、1976年以来、滋賀からは偶数年にミシガンへ、ミシガンからは奇数年に滋賀県にお互いの住民が派遣され、友情と相互理解を深める機会となっています。また、滋賀県に姉妹都市関係を持つミシガン州の18の市から選ばれた代表者で構成される、ミシガン滋賀姉妹県州委員会がミシガンと滋賀にかかる姉妹県州活動をコーディネイトしています。

州政府主催の歓迎式典では、使節団の名誉団長として、三日月知事も英語を用いて挨拶しました。「この草の根の交流は世界の平和につながる。」と述べ、スナイダー知事に「友好」と書かれた自筆の書を贈りました。

式典に先立ち、両知事は対談し、姉妹提携50周年となる2018年に向けて、記念事業を行うことで一致、2017年に滋賀県での祝典を、2018年にはミシガン州での祝典を行うこととなりました。

滋賀県ミシガン州友好親善使節団歓迎記念式典 ※写真はミシガン州政府提供
滋賀県ミシガン州友好親善使節団歓迎記念式典
※写真はミシガン州政府提供

(伊藤所長補佐 滋賀県派遣)