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松江市青年交流団が姉妹都市ニューオーリンズ市を訪問

8月2日~11日にかけ、池尻由香松江ニューオリンズ倶楽部事務局長を代表とする8名の青年交流団が、松江市の姉妹都市であるニューオーリンズ市を訪問しました。

この度の訪問は、昨年2013年、松江市で開催された姉妹交流20周年事業に、ニューオーリンズ市側の姉妹交流関係者を招待したことが契機となり、実現したものです。

青年交流団の参加者は、現地の家庭にホームステイしながら、両市の姉妹交流開始のきっかけとなった「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)」が生活した旧居や、過去に松江市から灯籠を贈呈した「八雲日本庭園(Yakumo Japanese Garden)」を視察するなどし、両市のつながりを実感しました。

また、ニューオーリンズ市役所を表敬訪問した際には、ドナ・フレッシュ在ニューオーリンズ日本国名誉総領事、ブルック・スミス市長室主席補佐官らと懇談し、松江市で開催している交流イベント等の様子を説明しました。

宮廻智美松江市国際観光課長からは、松浦正敬松江市長からミッチ・ランドリュー・ニューオーリンズ市長に宛てた親書を手渡したほか、近年松江市が注力する外国人観光客誘致の取り組みなどを紹介し、相互の理解を深めました。

今回の訪問では、「ニューオーリンズ日本協会(Japan Society of New Orleans)」が中心となり実行委員会を立ち上げ、交流団の受け入れが準備されました。同協会は、「友達イニシアチブ(TOMODACHI Initiative)」(基金)から資金助成を受け、受け入れ準備を行いました。

この実行委員会には「ニューオーリンズ日本クラブ(Japan Club of New Orleans)」、「ニューオーリンズ日本庭園財団(Japan Garden Foundation of New Orleans)」、「JETAAニューオーリンズ支部(JETAA New Orleans Chapter)」など、日本との関わりを持つ各関係団体も加わっています。

これ以外にも、ニューオーリンズへの観光客誘致を行っている「ニューオーリンズ・ツーリズム・マーケティング・コーポレーション(New Orleans Tourism Marketing Corporation)」の支援を受け、ニューオーリンズ市の観光・経済分野について中心的な役割を担う各種団体への訪問も実現し、有意義な意見交換ができました。

両市の交流は、2005年にニューオーリンズ地域一帯がハリケーン「カトリーナ」に被災して以降、一時停滞していましたが、フレッシュ名誉総領事を始めとする姉妹都市交流関係者の方々の尽力により再開され、以前にも増して活発に行われています。

現在、ニューオーリンズ市側では、来年2016年にニューオーリンズの青年を松江市に派遣することが検討されています。今後も両市の交流が継続し、一層活発なものとなるよう期待しています。

※「友達イニシアチブ(TOMODACHI Initiative)」の詳細については、以下のウェブサイトをご参照ください。


ニューオーリンズ市表敬訪問時の様子

ニューオーリンズ日本協会会長宅でのクロージングレセプション

ニューヨーク事務所 所長補佐 吉川(島根県松江市派遣)