SCI年次総会
2025年7月20日から23日にかけて、全米国際姉妹都市協会(Sister Cities International=SCI)年次総会がテキサス州フォートワースにおいて開催されました。同協会は、1956年にアイゼンハワー大統領が提唱した、草の根のレベルでの交流を通じて市民相互の理解を深めることで世界平和の実現を目指す「People-to-People Program」を契機として発足した組織で、文化、教育、経済による交流を通じた平和の推進を目的として活動しています。
今回の年次総会では、姉妹都市提携における各自治体の青少年交流などの成果が紹介されるとともに、交流を推進するための支援確保に向けた戦略についても議論が行われました。
同協会は、現在開催中の大阪・関西万博においては、米国パビリオンで活動する89名のユースアンバサダーを選出し、来場者対応が円滑に行えるよう育成しています。
また、同じく大阪で9月に開催予定の日米姉妹都市サミットに参加予定の方も多く見られ、日本との姉妹都市交流に対する参加者の関心の高さがうかがわれました。
NCSL年次総会
そのほか、8月4日から6日にかけて、マサチューセッツ州ボストンで開催された全米州議会連盟(National Conference of State Legislatures=NCSL)総会にも参加しました。
NCSLは、アメリカ合衆国50州、海外領土の各議会や議会事務局職員のための共同組織として1975年に設立された団体で、各州議会議員と議会事務局職員により構成されています。
総会の中では、6月の銃撃事件で亡くなったミネソタ州議員への黙とうの時間がもうけられました。そういった中で、所属に関わらず政治的信念の異なる友人と出会うことができる、NCSLという機会の貴重さについても言及されていました。
また、本総会は非常に国際色豊かであることも特徴で、米国外からの参加者を紹介する時間ももうけられていました。当事務所もドイツやインドなどの方々と話をすることができました。
そのほか、総会の合間を縫って、NCSL事務局の方々と近況や課題となっていることについてやり取りし、今後もぜひ交流していきたい旨、相互に確認することができました。
引き続き、当事務所では、北米やカリブ諸国の関連団体との関係を強化してまいります。

