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北米最大のギフト見本市「NY NOW」に香川県が初出展

2015年8月15日(日)~19日(水)、北米最大級のギフト関連商品を集めた展示会「NY NOW(ニューヨーク・ナウ)」が、ニューヨーク市マンハッタンにあるジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターで開催されました。JETROがジャパン・パビリオンを設置したほか、香川県が日本からの唯一の自治体単独出展を行いました。

NY NOWは2500を越える事業者が出展し、アメリカ国内のみならず海外からの事業関係者も多く参加する商談会を兼ねた大規模な展示イベントです。各ブースでは、家具、食器、装飾品、おもちゃ、美容関連、文房具など多様なジャンルの出展者がそれぞれの事業の目玉商品をPRしていました。

ジャパン・パビリオンでは、20を超える日系企業が出展し、多くの人が興味深そうに足を止めていました。健康志向のニューヨーカーの間でも和食は人気ですが、日本ではあまり見られない珍しい原色のBENTOBOX(弁当箱)や、パスタやナッツ入れにアレンジされた茶筒が展示されていたり、海外の生活シーンに溶け込むよう工夫を凝らされたアイデア商品の数々を目にしました。

今回が初めての出展となった香川県は、「Kagawa Japan」として県内の11事業者を集めた共同ブースを設置しました。香川漆器や庵治産の石を使った石器など地元の工芸品が多数出展され、ブース訪問者へ熱心に商品の説明をしていました。アロマとして使用可能な線香や、柔らかい質感のカラフルな五本指ソックスなど、海外の購買層向けにアレンジが加えられています。

香川県は古くから瀬戸内海を舞台に貿易の拠点として開かれていたため、他所から伝わる新しい技法や製品が広がりやすい風土でした。そうした土地柄のもと、伝統技術は職人の手によって受け継がれ、現在でも人々の暮らしの中で生き続けています。多くの人が見た目の美しさだけでなく、実用性も兼ね備えた工芸品に興味を示していました。

今回、香川県は地元からの出展企業の支援のため職員を派遣されるなど、海外における地元産品の販路開拓に熱心に取り組んでいます。国内だけでなく、海外に積極的に売り込む取り組みが今後も実りあるものになるよう、当事務所も引き続き支援していきたいと思います。

                               

 

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2015年8月

所長補佐 椋本(松江市派遣)