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「原爆の子の像」を題材とした劇がホノルルとロサンゼルスで開催~Peace On Your Wings~

8月6日に、広島市では原爆で犠牲になられた方を追悼する70回目の平和祈念式典が開かれました。前回の記事では、世界各国にある「平和の鐘」について紹介しましたが、広島市の平和公園内の「平和の鐘」の横は「原爆の子の像」があり、その像のモデルとなった佐々木禎子さんの一生を描いた劇「Peace On Your Wings」について紹介したいと思います。

平和公園内には色鮮やかな「折り鶴」があちこちに置かれ、鶴は平和のシンボルとして多くの国々で折られていますが、このように折り鶴が平和と結びつけて考えられるようになったのは、被爆から10年後に白血病で亡くなった少女、佐々木禎子さんが大きく関わっています。

佐々木禎子さんは、2歳のときに被爆し、当時は外傷もなかったのですが、小学校6年生の時に白血病と診断されます。幼いながらも闘病中は希望を捨てず、いつかきっと良くなるようにと、12歳という若さで他界するまで、包み紙などで鶴を折り続けました。禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰めようという運動が始まり、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。

その禎子さんの生涯を舞台とした劇を演じている「OhanaArts」という劇団が、広島市の友好姉妹都市であるハワイ・ホノルル市を拠点に活動しています。2015年8月6~9日にハワイ・ホノルル、9月18~19日にロサンゼルスで「Peace On Your Wings」という公演を行う予定です。

この劇団は、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現への願いがこめられた歌と踊りをミュージカルとして表現することで、広島から遠く離れたホノルルで、ヒロシマについて知ってもらう取り組みを行っています。日本に住む日本人ではなく、海外に住む外国人が主体となり、平和の大切さを世界へ向けて発信している貴重な団体であることから、彼らの活動を称える市長メッセージが広島市長からも送られています。広島が世界に発信し続けている平和への強い思いが、国を超えて伝わっている証であり、こういった活動が今後世界各地で広がっていくきっかけとなることを願います。

「Peace On Your Wings」詳細ホームページ

hiroshimastatue

2015年8月

所長補佐 建道(広島市派遣)