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佐賀県が有田焼の魅力をニューヨークで発信

2019年2月3日(日)~6日(水)の4日間、ニューヨーク市にある展示場ジャヴィッツ・センターにて、「ニューヨーク・ナウ(NY NOW)」が開催されました。NY NOWは、約80年前に「ニューヨーク国際ギフトフェア」の名称で始まった見本市で、毎年2月と8月の年2回開催されています。世界中から、日用品、食料品、衣料品、宝飾品などさまざまな商品を扱う企業が出店しており、今回の2019年冬の回では、44カ国から出展者が集まりました。

日本の自治体からは、佐賀県が地元企業と一丸となり、有田焼を出展しました。これは、佐賀県が実施する有田焼事業者の海外進出を支援する事業「∞ARITA(エターナリー・アリタ)プロジェクト」の一環です。NY NOWへの出展は3回目になり、過去2回の出展では成約受注の実績を上げてきました。

今回も佐賀県有田町に本社のある7事業者が、幅広い商品で有田焼の魅力を発信していました。4日には、米国に流通する佐賀県産の日本酒「天吹(あまぶき)」が有田焼の酒器で振舞われました。その酒器はそのまま来場者にプレゼントされ、実際の商品を配布し、手にしてもらうことで、有田焼の魅力をPRしていました。

平成28年度から始まった佐賀県の同事業は、今年度で区切りを迎えます。佐賀県担当者の方に話を伺ったところ、同事業での最終出展を終えた事業者からは、米国(海外)市場に真剣に向き合って得た開拓の厳しさや手応えが企業としての大きな成長に繋がったという声が上がったそうです。また、ここから先の開拓は各事業者次第なので、しっかりと戦略を立て、販路開拓を継続したいとの意気込みも得られたとのことです。

(黒木所長補佐 広島市派遣)

約70,600㎡の展示スペースを誇るジャヴィッツ・センター

∞ARITAの出展ブース

有田焼の酒器で天吹が振舞われた様子